Alpaca Tech Blog

ゲーム作る系 草食動物の備忘録

【Unity】Gaiaを使って簡単マップ作成。ついでに空と海も作成してみた。

これは、

Unity アセット真夏のアドベントカレンダー 2019 Summer! の27日目の記事です。

 

※2019/10/26 追記

本記事は Gaia の説明となります。 現在、Gaiaは、Gaia 2にバージョンアップされており、またPro版も出ています。2やProは、記事と互換性が無い可能性があります。ご了承ください。

   

紹介するAsset

概要

Terrainベースで地形を簡単に作れ、草木や建物を自動で配置出来るアセットです。

空や海やポストエフェクトもいい感じにしてくれます。

20秒ぐらいのダイジェスト動画作りました。


【Unity】Gaiaを20秒で紹介する

 

環境構築(インストール)

  1. いつも通り AssetStoreからインポート。
  2. メニューからGaiaManagerを開きます。その前に初回時は色々出ます。

f:id:alpacatech:20190825220739p:plain

 2-1.PostProcessing V2がない場合は、ダイアログが出ます。

f:id:alpacatech:20190825223742p:plain

勝手にインストールしてくれました。

2-2. 木などのアセットも追加が必要です。

f:id:alpacatech:20190825224442p:plain

Import画面が出ます。

f:id:alpacatech:20190825224533p:plain

Gaia Dependenciesディレクトリに収まってます。
インポートします。

 

これでGaiaManagerが表示されるようになります。

  

Gaia Manager(メインメニュー)

ショートカットキー Ctrl+G(Windows) でも出ます。 f:id:alpacatech:20190825224335p:plain

情報が多いですが、上の部分は環境の設定(世界の広さや描画方法、ダミープレイヤー等)下は、生成の手順です。機能の説明を書くと以下の通り。 

f:id:alpacatech:20190826014309p:plain

  

0. Set Linear Deferred(ライティング設定)

ライティング設定をLinearにします。

参考:リニアのワークフローとガンマのワークフロー - Unity マニュアル

 

1. Create Terrain & Show Stamper(地形生成)

Gaia/Gaia Enviromentが生成されます。

f:id:alpacatech:20190826012421p:plain

地形は、様々なスタンプを押して地形を編集します。

今回は、ランダム生成+手動スタンプ配置で島を追加をやってみます。

 

ランダムで地形生成する方法

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  1. Session Managerを選択
  2. Add Stampsを追加
  3. Operationsにランダムオペレーションが10個追加される
  4. Play Sessionを押してしばらく待つ

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それっぽいのができました。

 

手動で地形を追加する方法f:id:alpacatech:20190827003802p:plain
  1. Stamperを選択します。(鍵マークでロックするとよいかも)
  2. スタンプ画像を選びます。Gaiaには豊富なスタンプがあります。
  3. 座標や拡大率、角度などを設定し
  4. Stampボタンで追加。
  5. いい感じになるまで1~4を繰り返しやります。

 

1A. Enhance Terrain(地形補正処理)

地形に追加処理をあてます。今回は使わず2へ進みました。

 

2. Create Spawers(自動でテクスチャや草、木、建物追加)

これを選択すると、

テクスチャ、草、木、岩や建物等を自動的に配置してくれる5種類のSpwanが追加されます。

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今回は、デフォルト設定でそれぞれのSpawnを押していきます。

 

3. Create Player, Post Fx, Screenshotter, Skies, Water & Wind(プレイヤー、空、海、風配置)

ポストエフェクト、空、海、風を作りプレイヤーを配置します。

押すだけで一気にリアルになりました。

 before

f:id:alpacatech:20190827005547p:plain

after 

 

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実行

実行すると指定したControllerで操作できます。

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今回は、Third Person を選んでいたので三人称視点で歩けます。 

自由だー!

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水の中に入ると水の中専用のカメラ演出に切り替わったりします。

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すごい。 

 

4. Bake Lighiting

ライティング焼きこみ。時間がかかるので今回は割愛します。

 

GX(Gaia eXtension 拡張機能

Gaia eXtension 拡張機能です。

サードパーティー製品は、ここにメニューが増えるかも(未確認)

 

デフォルト機能に、時刻に合わせた空や環境に切り替えができます。

  1. ☆GXタブを選ぶ
  2. SkiesのNightを選択

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夜になります。音も追加される模様。

  

 

今回は、以上です。

サードパーティーの海や空のアセットを紹介しようと思ったのですが、Gaia1.9が予想以上に色々できたので終わりとします。

 

Gaia関連のアセット紹介

砂漠関連のスタンプやオブジェクト。ここのメーカーは低価格でGaiaのスタンプを数種類販売しています。

 

今回追加しようと思っていた水アセット。水中時や水から出た時のエフェクトよかった。

 

ボリューメトリックライトで光が差し込んだリアルな表現アセット。

 

最後に

細かい設定等は、公式ドキュメントやQuickStartGuide(30分もある)が充実しているのでそれを見ていくといいと思います。

公式ドキュメント GAIA | Procedural Worlds

Gaia 1.9 Quick Start Guide - Procedural Terrain Generation For Unity 3D

youtu.be

 

 開発環境

Unity2018.4.5f1 Personal 

Gaia(1.9.5-c1)

Microsoft Windows [Version 10.0.17763.678]